コラム

2017/08/09

ちょっとおさらい!そもそもコンタクトレンズとは?

コラム,コンタクト

ソフトコンタクトレンズは、水を含むプラスチックでできた柔らかいコンタクトレンズです。
レンズに含まれる水の割合(含水率)は、素材によって異なりますが、大きさは約13~14.5mmほどで、角膜(黒目)をすっぽりと覆うほどのサイズ。
ゴミやホコリが入りにくく、とても柔らかいので初めての人でも異物感をほとんど感じないのが特徴です。
最近では乱視用や遠近両用の使い捨てコンタクトレンズもあり、酸素の透過性をより高めたシリコーンハイドロゲル素材のソフトコンタクトレンズも登場しています。

コンタクトレンズ豆知識 コンタクトレンズの製造方法は3種類。

①レースカット法

レースカット法とは、棒状に加工した材料の内外面を工作機器で削り、研磨剤で磨きあげてレンズ状に仕上げる製造方法。
コンピュータ制御の精密な工作機器で切断するため、繊細で多彩なレンズデザインが可能です。ただし切削研磨は非常に高価で、1枚のレンズを研磨するのにも時間を要するため、使い捨てコンタクトレンズなどの大量生産には不向き。

img-0810-01

②スピンキャスティング法

スピンキャスティング法とは、液状の材料を回転する鋳型の中に流し込み、遠心力を利用してレンズ状に仕上げる製造方法です。
1951年に考案され、ボシュロム社が開発しました。生産コストは手間のかかるレースカット法に比べて非常に安価で、大量生産も可能なため、使い捨てコンタクトレンズの生産も可能です。

img-0810-02

③キャストモールド法

キャストモールド法とは、レンズのカーブをもった凹型に液状の材料を流し込み、上から凸型を合わせて紫外線で重合し、レンズを作り出す方法です。
形状が一定で制度の高い製品が安価で大量に作れるため、1dayタイプや2weekタイプなど枚数が必要な使い捨てコンタクトレンズの生産にも適しています。

img-0810-03

ここが肝心!高度な技術で作られるコンタクトレンズ。ルールを守って清潔に!

いかがでしたか?毎日当たり前のように使っているコンタクトレンズは、3つの方法で作られ、厳しい製品チェックを経てみなさんの元に届くというわけです。
でも、どんなに性能のいいコンタクトレンズでも、ルールを守らなければ眼のトラブルにもつながりかねません。
1日使い捨てのコンタクトレンズをお使いの方は、毎日取り替えて清潔に!
2週間交換タイプや1ヶ月の定期交換タイプをお使いの方は、毎日のお手入れを欠かさずに!
毎日清潔な瞳で、快適なコンタクトレンズライフを過ごしたいものですね。