コラム

2016/11/22

目にも辛い、花粉症にご用心!

Q&A,コラム,コンタクト

花粉症とは、植物の花粉が鼻や目などの粘膜に接触することによって引き起こされるアレルギー症状のこと。
今や5~6人に1人が花粉症とされ、発症すると、くしゃみや鼻水などの症状があらわれます。
目の症状も顕著で、かゆみや充血、涙目をはじめ、まぶたのむくみなどが頻繁に引き起こされます。
日本でもっとも多い花粉症の原因であるスギ花粉の飛散は、例年2月の上旬頃から。
去年まで症状が出なかった人も、今年花粉症にかかる可能性は否めません。
目がムズムズ、うるうる、もしかして?と思ったら、早めに眼科を受診しましょう。

対策その1:今年も花粉の季節にご用心!

コンタクトレンズ装用中に花粉が目に入ると、レンズの表面に花粉に含まれるタンパク質が吸着し、涙で洗い流されることなく目に留まってしまうことがあります。
花粉症にかかったことがある人は、毎年症状がでる時期より2週間~1ヶ月ほど前に眼科を受診しましょう。
花粉飛散が予測される2週間ほど前から点眼薬などの対処策をはじめると、効果的とされています。
花粉症にかかったことがない人も、今年が花粉症デビューになるかもしれません。
さらに、近年は、PM2.5や黄砂の中にもアレルギーを誘発する物質が含まれていることが指摘されています。
自己流のケアや判断は、目のためによくありません。
目のかゆみや充血などがあったら、早めに眼科を受診しましょう!

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コンタクトレンズを使用している花粉症患者1,260人を対象に調査。2011年J&J KK調べ

対策その2:花粉のシーズンは1日使い捨てタイプのコンタクトレンズへの切り替えがおすすめ!

02花粉症の季節は、ワンデータイプがおすすめ。
目のかゆみや涙目などのアレルギー症状を引き起こす花粉症。コンタクトレンズについた汚れは、丁寧に洗っても完全に取り去るのは難しいものです。
そこでおすすめしたいのが、1回で使い捨てるワンデータイプのコンタクトレンズ。
ワンデータイプのレンズなら、毎日新しい清潔なレンズを装用できるので、花粉対策のひとつとしても有効です。
通常、2週間使い捨てや1ヶ月使い捨てタイプのコンタクトレンズを装用している方も、花粉の飛散が多い時期には、ワンデータイプに切り替えるのがいいかもしれません。

1日使い捨てソフトコンタクトレンズ
乱視があってハードコンタクトレンズを使用していますが、花粉症の時期だけ1日使い捨てタイプのソフトコンタクトレンズに切り替えることはできますか?
球面タイプの1日使い捨てタイプのソフトコンタクトレンズなら軽度の乱視の方でもご使用いただけます。乱視用の1Dayソフトコンタクトレンズも各社から出ていますので、眼科でご相談ください。
2週間交換タイプを使っています。花粉の時期には、いつもより念入りにこすり洗いをしていますが、花粉が取り去れているのか不安です。
レンズについた花粉や分泌物などの汚れは、丁寧に洗っても完全に取り去るのは難しいものです。1日使い捨てタイプならお手入れも不要で、毎日新品の清潔なレンズを装用できるので、花粉のシーズンだけ切り替えることも対応策のひとつです。